社寺建築
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至芸の寺院建造、それは未来への遺産
「いいお寺を造らなければならない」これが私たちの使命であり、義務です。「いいお寺」ってどういうことか?
まず、お寺の建造には大変費用が掛かります。そうそう立て替えられるモノではありません。お寺は規模によっても違いますが、一度建てたら何百年いや一千年以上だって持ちこたえられるモノを造らなければなりません。そのためには、材木の吟味、検査が重要であり慎重にならざるを得ません。そして「技」です。お寺は先に述べたように何百年も持ち応えるように造りますから、それ相当の技量が必要であることは当然です。私たちの本当の使命とは、何百年後に見る人たち、つまり我々の子孫が見たとき、感動できる「心と技」がこもったお寺を建造することです。
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新工法の導入
伝統的工法もハイテクを駆使した最新工法も完璧無欠のパーフェクトはありません。なぜならば、建築物は用途用法が千差万別、それに施工主の好みなどを満足させるためには、単一工法に頼るわけにはいかない場合がでてきます。これをクリアにするために当社では意欲的に新しい技術、工法、最新部材の情報などを研究し、導入すべきものは積極的に奨めております。当社は古典建築を支流にした業務ではありますが、そのときどきのニーズに応えれる許容性を常に考えています。
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伝統的日本建築工法は健在
日本建築の豪快さは天井に走る太い梁があります。自然に曲がって育った弓曲状の原木を巧みに使い、重量のある小屋と瓦屋根を支える郷土を最大限に利用していることです。
この梁をがっしり組み込ませた柱や支柱に刻みと組の絶妙さに日本建築の美学を魅せられます。